日本語教室4「繰り返し(1)」

アテネオリンピックの男子マラソン競技でのことです。

テレビでマラソンを観ていた私はトイレに行きました。その後テレビの前に戻ってくると、アナウンサーが興奮した口調でいいつづけています。

「先ほど、とんでもないアクシデントが発生いたしました。えー、先ほどほどのアクシデントによってデリマ選手のタイムが……」

「アクシデント」とやらを見逃した私は、テレビを観ながら、とんでもないアクシデントってなんだ? いったいなにが起こったんだ? と気になってしかたありません。

しかしアナウンサーは「なにが起こったのかという具体的な内容」をなかなかアナウンスしてくれません。

テレビ放送の場合は、だれがいつからテレビ番組を観はじめるかわかりません。

つい1分前の「とんでもないアクシデント」でも、この瞬間からテレビを観はじめた人にとっては「どんなアクシデントがあったのか」はかわかりません。

最近のテレビ番組では、こういったことにずいぶん配慮しているようです。

例えば、テレビ画面の端のほうに文字テロップを載せることで、いまどんなテーマで放送しているのかといった概要がわかるようになっていたりします。

さて、マラソン中にいったいどんなアクシデントがあったのでしょうか?

実は、マラソンでトップを独走状態になったブラジルのデリマ選手が36キロ付近を走っているときのことでした。

突然、コースの左側から緑のベレー帽を被って赤い巻きスカートを履いた男が、デリマ選手に抱きついて沿道に押し出したのです。

ベレー帽にスカート姿の者は、ロンドン在住でアイルランド出身のコーネリアス・ホーランと名乗る男で、宗教のメッセージを伝えるために目立つ場所に出たのだといいます。

彼は過去にF1英国GP(車のレース大会)やテニスのウィンブルドン選手権会場に乱入しているというのです。

このアクシデントによってデリマ選手は順位を下げることになったのです。


★不特定多数の人々が時間や場所に関係なく見たり聞いたりする状況――例えばテレビ放送では、大事な情報は適度な間隔で繰り返し伝えるとよい。

★途中からでも話を聞いてもらいたい場合などは、どういったテーマで話していいるのかを適度な間隔を置いて繰り返し話したり、テロップなどの文字を使って知らせたりするとよい。

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